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カメラ映像で自車位置を測位する技術、クアルコムとアルプスアルパインが開発車載ソフトウェア

Qualcomm Technologies(クアルコム)とアルプスアルパインは、カメラ映像を活用した自車位置測位システム「ViewPose」を共同開発する。GNSSの受信が難しい状況下での用途を想定しており、2024年の実車への搭載を目標に掲げる。

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 Qualcomm Technologies(クアルコム)とアルプスアルパインは2021年1月27日、カメラ映像を活用した自車位置測位システム「ViewPose」を共同開発すると発表した。2024年の実車への搭載を目標に掲げる。

 アルプスアルパインは今回、マルチGNSSに対応するQualcomm Technologiesの次世代自動車向けプラットフォーム「Snapdragon Automotive 5G Platform」や、複数のカメラ映像をつなぎ合わせる第3世代の「Snapdragon Automotive Cockpit Platform」などを活用。さらに、「Qualcomm Vision Enhanced Precise Positioning」といった異なるソフトウェアの計算結果を統合して処理することで、全ての環境において、カメラのフレームレートと同レベルの高い更新頻度で自車位置および進行方向を検知するシステムを開発する。

 同システムを用いることで、トンネルや屋根付き駐車場などGNSSの受信が難しい環境でも高精度のレーンレベルポジショニングが可能となる。死角表示機能を搭載した電子ミラーや自動運転に関わるさまざまなソフトウェア、クラウドでの地図生成などでの用途が見込まれる。

 LiDAR(Light Detection and Ranging、ライダー)などによる自車位置測位や進行方向の検知も高精度ではあるものの、コストの高さや検知が点群マップを利用できる範囲に限定されることが課題となる。両社は今回のシステム開発を通じて、GNSSの受信が難しい状況下での低コストかつ高精度なレーンレベルポジショニングの提供を図る。

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