ニュース
超音波内視鏡システムの長期協業契約に合意:医療機器ニュース
日立製作所とオリンパスは、超音波内視鏡システムに関する長期協業契約に合意した。超音波内視鏡システムを共同で開発するほか、超音波診断装置や関連製品を日立製作所が今後5年間継続して供給する。
日立製作所(日立)は2020年1月6日、超音波内視鏡システム(Endoscopic Ultrasound:EUS)に関するオリンパスとの長期協業契約に合意したと発表した。EUSを共同で開発するほか、EUSで使用する超音波診断装置や関連製品を日立が今後5年間継続して供給する。
EUSは、超音波内視鏡と超音波診断装置を組み合わせたシステム。がんをはじめとする肝臓、膵臓、気管支などの疾患について、その進行度合いの評価や治療に使用されている。両社は、1980年代より製品の開発や供給で協業を続けてきた。
今回の長期協業契約により、超音波内視鏡診断のための技術、製品開発面で協業関係を継続していく。なお、日立の画像診断関連事業は富士フイルムに譲渡される予定だが、譲渡後も本合意は継続する。
*** 一部省略されたコンテンツがあります。PC版でご覧ください。 ***
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- タブレット型ロボットを用いたがん薬物療法の治療支援の評価研究を開始
日立製作所とがん研究会有明病院は、がん薬物療法中の患者の体調や副作用状況などの事前確認に、タブレット型ロボットを活用した場合の効果に関する評価研究を共同で実施する。 - 高速化、自動化ソリューションを搭載した永久磁石オープンMRIを発売
日立製作所は、高速化と自動化のソリューションを搭載した、磁場強度0.4テスラ永久磁石オープンMRIシステム「APERTO Lucent Plus」と磁場強度0.3テスラ永久磁石オープンMRIシステム「AIRIS Vento Plus」を発売した。 - 再生医療と細胞医療分野において業務提携、共同開発を開始
日立グローバルライフソリューションズは、再生医療、細胞医療分野においてサイフューズと提携したと発表した。再生医療製品の製造設備モデルの構築や運営に関して共同開発を開始する。 - 生活データとAIで高齢者の虚弱を予知、産学連携のプロジェクトが始動
日立グローバルライフソリューションズと東京大学高齢社会総合研究機構は、高齢者が要介護に至る前の虚弱の予兆を検知する、ソリューションの開発プロジェクトを開始した。生活データとAIで日常生活の活発度を可視化し、虚弱の予兆を検知する。 - 来院者の安全確保補助にコミュニケーションロボット活用の評価研究を開始
日立製作所は、がん研究会 有明病院の新型コロナウイルス感染症の拡大防止策として、来院者の安全確保補助業務にコミュニケーションロボット「EMIEW」を活用する効果の評価研究を開始した。 - 超音波内視鏡システムの長期的な技術提携と製品供給に合意
HOYAと日立製作所は、超音波内視鏡システムの技術提携と製品供給に関する5カ年契約に合意した。EUSで使用する超音波診断装置と超音波センサー関連部品を、今後も日立が製品供給する。