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ソニーが次世代自動車「VISION-S」の公道走行テストをオーストリアで開始自動運転技術

ソニーは2021年1月11日(現地時間)、オンラインで開催中の「CES 2021」(2021年1月11〜14日)において、次世代自動車プロジェクトとして推進する「VISION-S プロジェクト」の試作車両を完成させ、欧州で公道走行テストを開始したことを明らかにした。

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 ソニーは2021年1月11日(現地時間)、オンラインで開催中の「CES 2021」(2021年1月11〜14日)において、次世代自動車プロジェクトとして推進する「VISION-S プロジェクト」の試作車両を完成させ、欧州で公道走行テストを開始したことを明らかにした。

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映像公開された試作車「VISION-S プロトタイプ」の公道実験の様子(クリックで拡大)出典:ソニー

オーストリアで公道テストを開始

 ソニーは2020年1月の「CES 2020」において、次世代のモビリティの姿を模索する「VISION-S プロジェクト」を発表し、同プロジェクトの象徴として試作車「VISION-S プロトタイプ」を出展した。

 試作車「VISION-S プロトタイプ」はコンセプトモックではなく走行可能なモデルとして作り上げたことが特徴だが2020年12月にはこの試作車両を完成させ、技術検証のためにオーストリアで公道走行テストを開始した。今後も車両開発を継続するとともに、他の地域でも順次走行テストを開始する計画だという。

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欧州でナンバーを取得し公道実験を開始(クリックで拡大)出典:ソニー

 CES 2021のプレスカンファレンスに登壇したソニー 代表取締役社長 兼 CEOの吉田憲一郎氏は「VISION-Sはソニーの高度なセンシング技術を活用し、車体の周囲360度の環境からセンシングした情報をリアルタイムで処理することができる。公道走行実験を通じて安全性の最適化を進めていきたい」と話している。

 ソニーでは車載向けセンサー技術のコンセプトとして「Safety Cocoon Concept」を訴えている。「Cocoon」は「繭」もしくは「包むように保護する」という意味があり、イメージセンシング技術により自動車を包み込むような形でクルマ周辺の360度の情報感知エリアを形成し、安全性確保を目指す。「VISION-Sプロジェクト」ではこの「Safety Cocoon Concept」を1つの中核としており、走行テストによりこれらのコンセプトに関連する技術を磨き上げていく方針だ。

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