よもやよもやの緊急事態宣言、求められるリモート“プロダクション”
あけましておめでとうございます。本年もMONOistおよびFAメルマガをよろしくお願いいたします。さて、新年早々ですが、大変な状況になってきましたね。1都3県で再びの緊急事態宣言です。
ちょうど1年前の2020年1月には新型コロナウイルス感染症(COVID-19)により、まさかこんな1年になるとは考えもしませんでした。そんな1年を過ごし、2021年は厳しく不確実な状況を予測はしていましたが、年明け以降にこれほど感染が拡大し仕事初めの週にいきなり緊急事態宣言が出されることも予想できませんでした。まさに“VUCA(変動性、不確実性、複雑性、曖昧性の頭文字をとった言葉)”の時代を象徴するような状況に陥っています。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- 「変化が日常化した世界」に最適化する、2021年は「コロナ後」への動きが本格化
2020年は新型コロナウイルス感染症(COVID-19)による影響をあらゆる産業が色濃く受けた1年となった。2021年も引き続きさまざまな影響が続く見込みだが、ワクチン開発などが進む中で「コロナ後」を具体的に見定めた体制や仕組みへの移行が本格的に進む見込みだ。 - 不確実性の時代に向けしなやかなサプライチェーンを、“攻めのIT”の一策に
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の世界的な感染拡大があぶり出したのが、パンデミックという想定外の事態に対応できない製造業のサプライチェーンの脆弱性だった。2021年は、製造業に求められているDXの一環となる“攻めのIT”として「しなやかなサプライチェーン」を実現する端緒の年になるかもしれない。 - 「国産マスク」にかつてない注目、COVID-19による混乱の影で進むスマート工場化
2020年に公開したMONOist FAフォーラムの記事をランキング形式で振り返ります。公開記事の1年間分のデータを集計した上位記事とそこから見えるFA業界の状況について紹介します。2020年のランキングは、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響を色濃く受けたものとなりました。 - コロナ禍で新規製品開発をどう行ったか、リコー発スタートアップの挑戦
リコー発のスタートアップ企業として全天球カメラ「IQUI(イクイ)」を2020年10月から展開するベクノス。同社は2020年3月にペン型全天球カメラの商品化を発表してから、量産開発および生産準備を進め、コロナ禍で制約を受ける中でも無事に製品リリースを成し遂げた。コロナ禍におけるモノづくりの苦労としてどのようなものがあったのだろうか。