ニュース
デジタルトランスフォーメーション導入支援サービスを共同開発:製造ITニュース
YE DIGITALは、デジタルトランスフォーメーションに向けたICT、IoTシステム導入を支援する仕組みづくりの共同提供に向けた協議を、九電ビジネスソリューションズと開始した。
YE DIGITALは2020年12月10日、DX(デジタルトランスフォーメーション)に向けたICT、IoT(モノのインターネット)システム導入を支援する仕組みづくりの共同提供に向けた協議を、九電ビジネスソリューションズと開始したと発表した。
YE DIGITALは基幹システム導入やその周辺の業務システムの導入を、九電ビジネスソリューションは大規模システム開発とインフラ基盤構築やセキュリティを得意分野とする。
両社が共同提供を目指す支援の仕組みは、DX推進における計画策定、業務プロセス構築を含めた全体構成、さらにICT、IoTシステム導入前後の対応までを含むものだ。顧客内のチームメンバーとして、解決に向けた最適かつ無駄のないシステム構成の検討や、意図した導入効果が得られるように社内の定着化および運用支援までを実施する。これにより、DXに取り組みたいが、「どこから取り組めばよいか分からない」「自社に最適なシステムが分からない」などの企業課題に対応する。
両社は共に福岡県内に所在する企業で、まずは九州地場企業のDXを支援し、地域活性化に寄与することを目指す。2021年春からのサービス提供開始を目標にサービスの開発を進める。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- 製造業がDXを進める前に考えるべき前提条件と3つの戦略
製造業にとっても重要になる「デジタルトランスフォーメーション(DX)」に注目が集まっている。本連載では、このDXに製造業がどのように取り組めばよいか、その戦略について分かりやすく紹介する。第1回の今回は、DXを進める中で必要になる前提条件と3つの戦略の概要について紹介する。 - いまさら聞けない「製造業のDX」
デジタル技術の進歩により現在大きな注目を集めている「DX」。このDXがどういうことで、製造業にとってどういう意味があるのかを5分で分かるように簡単に分かりやすく説明します。 - 製造業が「DX」を推進するための3つのステージ、そのポイントとは?
製造業のデジタル変革(DX)への取り組みが広がりを見せる中、実際に成果を生み出している企業は一部だ。日本の製造業がDXに取り組む中での課題は何なのだろうか。製造業のDXに幅広く携わり、インダストリアル・バリューチェーン・イニシアティブ(IVI)のエバンジェリストを務める他2019年12月には著書「デジタルファースト・ソサエティ」を出版した東芝 デジタルイノベーションテクノロジーセンター 参事の福本勲氏に話を聞いた。 - データを世界の共通言語に、リアルタイムで製品収益を見える化する安川電機のDX
「データを世界の共通言語に」をスローガンとし「YDX(YASKAWA digital transformation)」として独自のデジタル変革(DX)を進めているのが、産業用ロボットやモーターなどメカトロニクスの大手企業である安川電機である。安川電機 代表取締役社長の小笠原浩氏に「YDX」の狙いについて話を聞いた。 - ドイツが描く第4次産業革命「インダストリー4.0」とは?【前編】
「インダストリー4.0(Industrie 4.0)」という言葉をご存じだろうか? 「インダストリー4.0」は、ドイツ政府が産官学の総力を結集しモノづくりの高度化を目指す戦略的プロジェクトだ。インダストリー4.0とは何なのか。同プロジェクトに参画するドイツBeckhoff Automationグループに所属する筆者が解説する。 - “生みの親”が語るインダストリー4.0の本質とこれから
SAPジャパンは年次カンファレンス「SAP NOW」を開催し、基調講演プログラムの1つとして、ドイツの「インダストリー4.0」の提唱者でドイツ工業アカデミー評議会議長のヘニング・カガーマン氏が登壇。「インダストリー4.0とソサエティー5.0を推進するエンタープライズIT」をテーマにデジタル化がもたらす産業や経済の変化について訴えた。