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養殖業の作業効率化に貢献、画像認識技術を用いた自動魚数カウントシステム:人工知能ニュース
ヤンマー舶用システムは、養殖マグロの計数作業の省力化に貢献するため、画像認識技術を用いた「自動魚数カウントシステム」を発表した。水中カメラ、船内モニター、画像処理PC、専用ソフトウェアで構成する。
ヤンマー舶用システムは2020年12月3日、養殖マグロの計数作業の省力化に向け、画像認識技術を用いた「自動魚数カウントシステム」の受注を2021年4月1日より開始すると発表した。水中カメラ、船内モニター、画像処理PC、専用ソフトウェアで構成し、販売価格は600〜900万円を予定している。
機材はそれぞれ独立しており、養殖現場でリアルタイムの解析と計数結果の確認ができる。専用設計の水中カメラは、水中設置後でも遠隔操作で画角調整が可能。自然環境の外乱影響を低減するため、画像の明度調整や、自動解析後の係数補正にも対応する。条件がそろえば、98%以上の精度でマグロを自動カウントできる。
養殖業では、各養殖網内の生産数や給餌量管理のために網内の魚数把握が必要だ。合わせて、資源管理の観点から、天然の小型マグロを養殖種苗する際に正確な漁獲数の報告を必要としている。これまでの魚数の計数作業は、実際に釣り上げたり、水中映像を目視するなどで、作業性に課題があった。
現在、同社はマルハニチロと協力して、フィールドテストを含む開発を進めている。また、台数限定でモニター利用にも対応する。モニター開始時期は2020年12月中旬以降を予定している。
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