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曲面モニターの前面スイッチに、フレキシブルで低コストの片面FPCを採用組み込み採用事例

エレファンテックの片面FPC「P-Flex」が、EIZOの曲面モニター「FlexScan EV3895」に採用された。湾曲形状に沿った、前面の静電操作スイッチ部に用いられている。

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 エレファンテックは2020年11月25日、同社の片面FPC(フレキシブル基板)「P-Flex」が、EIZOの曲面モニター「FlexScan EV3895」に採用されたと発表した。

 FlexScan EV3895は、湾曲形状のモニターで、静電操作スイッチ部が前面に配置されている。湾曲形状に沿ったスイッチを作製するため、P-Flexが同操作スイッチ部に採用された。

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EIZOの曲面モニター「FlexScan EV3895」(クリックで拡大) 出典:エレファンテック

 P-Flexの特徴は、フレキシブルであることに加え、製造上の量産および開発コストを低減できることだ。

 エレファンテックは、同社が開発したピュアアディティブ工法を用いてP-Flexを製造している。同工法は、インクジェットプリンタによりシード層(銀ナノ粒子)を必要な部分に形成し、さらに高速無電解銅メッキで配線を形成する。必要な部分のみに回路を形成するため、従来のプリント基板製法と比較して金属の無駄がなく、エッチングを用いないので環境への負荷も低減できる。

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