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極薄プラスチック基板を使ったフレキシブル指紋センサーを開発:組み込み開発ニュース
ジャパンディスプレイは、柔軟性に優れた静電容量式フレキシブル指紋センサーを発表した。湾曲しても割れず大面積化が可能で、大型指紋センサーを作製できるため、個人認証など高いセキュリティを必要とする機器に適している。
ジャパンディスプレイは2019年5月9日、薄くて軽く、曲げに強い静電容量式フレキシブル指紋センサーを発表した。同社の静電容量式ガラス指紋センサーとフレキシブルディスプレイの技術を組み合わせて開発。スマートドアロックや個人認証付きIoT(モノのインターネット)機器の形状に自由度を与える。
同社は今回、指紋センサー用の基板に数十μmの極薄プラスチックを採用することで、薄くて軽く、曲げても割れないフレキシブル指紋センサーの開発に成功した。有効センサーサイズは約10.5×14.0mm、階調数は256だ。
シリコン製の指紋センサーと異なり、湾曲しても割れる恐れがなく、面積を広く取れるため、指全体を検出する大型指紋センサーを作製できる。スマートドアロックや個人認証付きスマートカードといった、高いセキュリティを必要とする機器に対応する。
同センサーの柔軟性を生かすことで、デザイン性の高い商品が開発可能になる。プラスチック製で落下衝撃による基板の割れがないため、ポータブルタイプの機器にも適用できる。
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