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ラズパイ4のスターターキットを発売、独自アルミケースなど込みで価格は9980円:組み込み開発ニュース
アールエスコンポーネンツは、「Raspberry Pi 4スターターキット」の販売を開始した。シングルボードコンピュータ「Raspberry Pi 4」を活用するために必要となるハードウェアを1つにまとめている。
アールエスコンポーネンツは2020年11月6日、シングルボードコンピュータ「Raspberry Pi 4」を活用するために必要となるハードウェアを1つにまとめた「Raspberry Pi 4スターターキット」を発売した。同社のWebサイトで販売しており、価格は9980円(税別)となる。
Raspberry Pi 4の本体に加え、USB-C電源アダプター、デュアルディスプレイ用マイクロHDMIケーブル2本、SDカードリーダー、32GB microSDカード、ヒートシンク3個、冷却ファンを内部に取り付けできる同社独自のアルミケース、ネジ、ゴム足、スクリュードライバを同梱している。
Raspberry Pi 4は、前世代の「Raspberry Pi 3」と比較して、プロセッサの処理能力や4K映像再生などのマルチメディアに対応した性能、ワイヤレス機能などの通信機能が向上している。メモリ容量も、前世代の4倍となる4GBに増えている。
動作環境温度は0〜50℃。2.4GHzおよび5GHzのIEEE 802.11acとBluetooth 5.0に対応するほか、USB 3.0やギガビットイーサーネットをサポートする。
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