ニュース
GNSSソリューション開発を目的とするパートナープログラムが本格稼働:製造マネジメントニュース
ALESは、新たなGNSSソリューションの開発や社会実装を目的として、パートナー企業に技術支援やビジネスマッチングを提供する「ALESパートナープログラム」の本格稼働を開始した。
ALESは2020年8月24日、GNSS(Global Navigation Satellite System)領域のビジネス展開を検討する企業が参画する「ALESパートナープログラム」の本格稼働を開始したと発表した。
ALESパートナープログラムでは、新たなGNSSソリューションの開発や社会への実装を目的として、パートナー企業に技術支援やビジネスマッチングを提供する。
同プログラムが募集するパートナー企業には、「デバイス開発パートナー」と「コンサルティングパートナー」の2種がある。
デバイス開発パートナーは、同社が提供する測位の補正情報生成、配信技術を活用して、顧客が必要とする新たなデバイスやアプリケーションを開発する。
コンサルティングパートナーは、顧客の求めに応じて、システム開発やソリューションの提供、運用、保守などを含めたGNSSソリューション提供に関わるコンサルティングを担う。
同年8月24日時点でのパートナー企業は、ミツフジ、日立ソリューションズ、サン電子、テクサジャパン、コアの5社。ALESでは、同プログラムのパートナー(会員)専用サイトを同年8月3日に公開している。同サイトはイベントや同社が発信するGNSS関連情報を確認でき、パートナー企業が情報を共有できる場にもなっている。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- デュアルバンド測位に対応、消費電力9mWのGNSS受信LSIを商品化
ソニーは、IoTやウェアラブル機器向け高精度GNSS受信LSI「CXD5610GF」「CXD5610GG」の商品化を発表した。デュアルバンドによる高精度で安定的な測位と、9mWの低消費電力を可能にしている。 - 工場内の動線データ管理でチョコ停削減、屋内位置情報ソリューションの利点
パナソニックは工場などの屋内の位置情報を活用するソリューションを提案。自社実践ではチョコ停削減や技術伝承への活用などに成果が出始めているという。 - HEREが位置情報サービスにcm単位の測位を活用、三菱電機と協業で
三菱電機とHEREは、位置情報サービスのさらなる高精度化に向けて業務提携を結んだ。HEREのクラウド位置情報サービス「Open Location Platform」と、車線ごとにセンチメーター級の自車位置測位を実現する三菱電機の「高精度ロケーター」を組み合わせてサービスを提供する。 - LiDARやソフトをパッケージ化、ZMPの自動運転開発者向けセンサーユニット
ZMPは2020年8月20日、年次イベント「ZMP World 2020」で、LiDARなどのセンサー群とソフトウェア、アプリケーションなどをオールインワンパッケージ化した自動運転車両開発者向け「ZMPセンサーユニット」を開発したと発表。同ユニットのセンサーはキャリブレーション済みで、自動運転車両に必要なソフトウェアもインストールされている。自動運転車両開発者の作業工程効率化に寄与する。 - 搬送車両や作業員の位置情報を可視化する屋内外位置情報活用サービス
日立製作所は、自律航法などを用いてGPSの電波が届かない屋内でも搬送車両や作業員の高精度な位置情報を計測、可視化し、データ分析を行う屋内外位置情報活用サービス「Tracking View」の提供を開始する。 - 位置情報システムを容易に構築できるIoTキットを発売
東京エレクトロン デバイスは、位置情報システムを容易に構築できる「TED Azure IoTキット-GPS」を発売した。GPS情報と外部センサーのデータをクラウドの「Microsoft Azure」に送信し「Power BI」を用いて可視化できる。