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小型センサーで走りをリアルタイム評価、アシックスがスマートシューズ新開発:ウェアラブルニュース(2/2 ページ)
アシックスはシューズ内に設置した小型センサーで、地面を踏み込んだ際に受ける反力などを計測するスマートシューズ「EVORIDE ORPHE(エボライド オルフェ)」を販売すると発表した。足の動きのセンシング技術開発などを手掛けるスタートアップ、no new folk studioと共同で開発した。シューズ内の小型センサーで、走行中のパフォーマンスをリアルタイムに可視化し、ランナーに音声で走行改善のためのアドバイスを提供する。
ORPHE CORE 1.0に比べて軽量化を達成
ORPHE CORE 2.0を開発したno new folk studio 代表取締役社長の菊川裕也氏は「開発のベースとなったのは2019年に当社が発表したORPHE CORE 1.0だ。1.0と比べると2.0は縦サイズを約50%、重量を15g削減するなど軽量化に成功した。一方でセンシングの精度や速度は向上しており、当社が得意とするリアルタイムの運動解析を生かした仕上がりになっている」と語った。
スマートシューズを通じて実現したいランニングシーンについて、アシックス スポーツ工学研究所 主任研究員の猪俣貴志氏は「開発時のコンセプトは『ランニングシューズをコーチにする』ことだ。最近は趣味でランニングを楽しむ人が増えているが、それに合わせてランナーの悩みも多様化している。開発時にも自身の理想的な走りを実現できないと悩みを抱えている人に多く出会った。そうしたランナーの悩みを少しでも解決するシューズを開発することで、未来のランニングシーンを共に作っていきたい」と語った。
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