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0402Mサイズで静電容量1.0μFの積層セラミックコンデンサー:組み込み開発ニュース
村田製作所は、0402Mサイズで静電容量1.0μFの積層セラミックコンデンサー「GRM022R60G105M」「GRM022R60J105M」を発表した。スマートフォンやウェアラブル端末などの小型化に貢献する。
村田製作所は2020年6月30日、0402Mサイズ(0.4×0.2mm)で静電容量1.0μFの積層セラミックコンデンサー「GRM022R60G105M」「GRM022R60J105M」を発表した。スマートフォンやウェアラブル端末などの小型化に貢献する。
独自のセラミック素子の薄層化技術と薄層シート成形技術を活用し、静電容量1.0μFの同社従来品(05025Mサイズ)に比べて実装面積を約35%、体積を約50%小型化した。同社の同サイズ品(0402Mサイズ)と比較すると、約2.1倍の大容量化になる。
サイズは0.4×0.2×0.2mmで、静電容量許容差は±20%。使用温度範囲は−55〜+85℃、温度特性はX5R特性(EIA)となる。定格電圧は、GRM022R60G105Mが4Vdcで、GRM022R60J105Mが6.3Vdcだ。
GRM022R60G105Mは既に量産を開始しており、GRM022R60J105Mは2021年の量産開始を予定している。
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