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積層セラミックコンデンサーの生産力を拡大、島根県の既存設備を増設:工場ニュース
イワミ村田製作所は、積層セラミックコンデンサーの需要増加に対応するため、既存棟の生産設備を増設する。さらに、新たに取得した用地に生産棟を新設する。
村田製作所は2019年8月5日、グループ会社のイワミ村田製作所が、既存棟の生産設備を増設し、新生産棟を建設すると発表した。これにより、積層セラミックコンデンサーの生産力を拡大し、電子機器の高機能化や自動車の電装化を背景とした同コンデンサーの需要増加に対応する。
島根県大田市に所在するイワミ村田製作所では、セラミックベース素子にリード線を取り付けた電子部品を製造し、チップ型積層セラミックコンデンサーを包装、出荷している。
新生産棟は、既存棟から東に約5?離れた大田市内の波根地区工業団地に4万7891m2の用地を取得。今回の取得により、総敷地面積が10万3284m2となった。同年8月から建設を開始し、2020年5月の完成を予定している。
新生産棟は鉄骨造で、地上4階建て。延床面積が9131m2、建築面積は2529m2となっている。イワミ村田製作所は、新生産棟の建設と、既存棟、新生産棟への生産設備に総額47億1000万円を投じる。
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