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生産性を80%向上、デュアルレーザーシステム搭載のレーザー金属積層造形機FAニュース

DMG森精機は、デュアルレーザーシステム搭載のレーザー金属積層造形機「LASERTEC 30 DUAL SLM」の販売を開始した。スキャン領域は造形エリア全体をカバーし、高速、高精度の造形で約80%の生産性向上が期待できる。

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 DMG森精機は2020年6月24日、デュアルレーザーシステム搭載のレーザー金属積層造形機「LASERTEC 30 DUAL SLM」の販売を開始した。600W出力のレーザー照射装置を2台、光学系の冷却機構を搭載する。自動車、航空宇宙、医療、金型などの市場での販売を見込む。

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レーザー金属積層造形機「LASERTEC 30 DUAL SLM」 出典:DMG森精機

 スキャン領域は造形エリア全体をカバーし、最大90cm3/hの積層速度で、50〜300μmのレーザースポット径が緻密な造形を可能にする。デュアルレーザーシステムにより、2つのレーザーで同時照射が可能になり、生産性が最大80%向上する。

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レーザー照射による積層造形イメージ 出典:DMG森精機

 高耐久性フィルターは3000時間以上交換不要で、吸引した粉末材やヒュームを自動的に不活性化するため、高い安全性を確保する。また、カートリッジ方式のパウダーモジュールシステム「rePLUG(リプラグ)」を搭載しており、メンテナンス性に優れ、2時間未満で材料の交換ができる。材料粉末の供給や回収ユニット、リサイクルシステムなどを一体化した気密性の高い構造にすることで、粉末材の飛散を防止し交換の際の安全性を高めている。

 ソフトウェア「OPTOMET(オプトメット)」は、粉末材に関する2種類の情報を入力するだけで最適な積層パラメーターを計算する。ユーザー設定の独自パラメーターをデータベースに反映し、新規材料の元素成分の入力だけで積層パラメーターを計算するオプションも用意している。

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