「モノ売りからコト売りへ」は使い古しの言葉か
ソラコムが7月14日にオンラインで開催した年次ユーザーイベント「Discovery 2020 ONLINE」を取材しました。同社が2015年9月にIoT(モノのインターネット)通信サービス「SORACOM Air」を開始して以降、今後の製造業にとって重要な役割を果たすと考えその動向を追ってきましたが、ソラコム 社長の玉川憲氏とKDDI 社長の高(正確な漢字ははしご高)橋誠氏が行った特別対談の内容はいろいろと感慨深いものでした。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- ≫MONOistメールマガジン編集後記バックナンバー
- 3つの断トツをデジタルで融合、ブリヂストンは「T&DPaaS」でコト売りに移行する
ブリヂストンが主力商材のタイヤを商品の売り切りではなくサービスとして提供していくためのビジネスプラットフォーム「Bridgestone T&DPaaS(Tire & Diversified Products as a Solution)」について説明。「ダントツの商品とサービス、拠点ネットワークをデジタル技術で融合し、ソリューションとして顧客に提供していく」という。 - 「モノ売り強者」が「コト売り」に挑戦する理由、村田製作所の場合
MONOist、EE Times Japan、EDN Japan、スマートジャパン、TechFactoryの、アイティメディアにおける産業向け5メディアは2018年7月12日、名古屋市内でセミナー「MONOist IoT Forum in 名古屋」を開催した。名古屋での同セミナー開催は2度目となる。 - 第4次産業革命で「製造業がサービス業になる」ってどういうこと?
製造業の産業構造を大きく変えるといわれている「第4次産業革命」。しかし、そこで語られることは抽象的で、いまいちピンと来ません。本連載では、そうした疑問を解消するため、第4次産業革命で起きていることや、必要となることについて分かりやすくお伝えするつもりです。第6回では、第4次産業革命で進むとみられる「製造業のサービス化」についてご紹介します。 - ソラコムが5GとMECに対応へ、KDDIグループ傘下でのIPOも検討
ソラコムは年次ユーザーイベント「Discovery 2020 ONLINE」において、KDDIの5Gネットワークを利用したMVNO事業を2020年度内に開始することや、MECの実証実験をKDDIと共同で実証していること、さらなる事業拡大に向けてKDDIグループ傘下でのIPOを検討していることなどを発表した。 - KDDIがソラコムを求め、ソラコムもKDDIを求めた
KDDIとIoT向け通信プラットフォーム「SORACOM」を展開するソラコムが記者会見を開催。2017年8月2日に発表したKDDIによるソラコムの連結子会社化の目的や、今後のIoT関連事業の方向性について説明した。会見では、両社とも相思相愛での買収だったと述べ、ともに成長していけることを訴えた。