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立会人不要のクラウド型アルコール検査サービスを提供開始医療機器ニュース

タニタは、国土交通省が定めた航空運送事業者へのアルコール検査の義務基準に対応した、立合人不要のアルコール検査サービス「ALBLO(アルブロ)クラウドサービス」の提供を開始した。

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 タニタは2020年6月11日、立合人不要のアルコール検査サービス「ALBLO(アルブロ)クラウドサービス」の提供を開始した。料金は、導入時に管理者ID一人あたり1万5000円(税別)、被験者ID一人あたり月額2000円から。アクティアとの共同開発によるもので、国土交通省が定めた航空運送事業者へのアルコール検査の義務基準に対応する。

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アルコール検査サービス「ALBLOクラウドサービス」(クリックで拡大) 出典:タニタ

 同サービスでは、タニタのアルコール検知器「ALBLO FC-1000」を使用。顔認証技術と検査中の行動記録により、なりすましや検知器のすり替わりなどを防止する。検査結果は、クラウド上で一定期間保管するほか、事業者のシステムにも転送する。また、導入先の基幹システムとの連携により、検査未実施時に運航準備を一時停止するといった仕組みも構築できる。

 航空業では、乗務員や整備従事者、運行管理従事者にアルコール検知器による検査が義務付けられている。検査の適切な実施を確認するため、航空各社は立会人同席のもとでの検査を実施しているが、人件費や検査待機時間が課題となっていた。

 同サービスは、定期航空協会が定めるアルコール検査システム構築基準に適合しており、立会人の介在なしでアルコール検査を実施できる。既に、国内航空会社でテスト運用を開始しており、今後はバスや船舶など他の運輸事業者への提供も視野に入れる。

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