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FreeCADってどんな3D CAD? 簡単なモデリングから始めてみよう無償3D CAD「FreeCAD」を使ってみよう(1)(7/7 ページ)

オープンソースの3D CAD「FreeCAD」をご存じだろうか。無償でありながら、3Dモデリング、メッシュデザイン、製図(ドラフト)、有限要素法解析(FEM)、レイトレーシング、ロボティクス機能など、標準機能がとにかく充実している。本連載では「FreeCAD 0.18」を用いて各機能の実際の操作や使用感を紹介していく。連載第1回では、スケッチとモデリング機能について取り上げる。

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角にフィレットを入れる

 次は、角にフィレット(ラウンド、R)を入れていく。フィレットを入れたいエッジを先に選択(緑色にハイライト)してから、フィレットを選択する。

図24 フィレットのアイコン(赤色○で示したもの)
図24 フィレットのアイコン(赤色○で示したもの) [クリックで拡大]

 コンボビューには、4箇所のエッジが選択されている状態であることが示され、半径の入力域が出てくる。ここでは「2mm」のフィレットを入れてOKする。

図25 半径を「2mm」に設定する
図25 半径を「2mm」に設定する [クリックで拡大]

 面取り(チャンファー)もフィレットと同じ要領で加えられる。ここでは先ほど開けた貫通穴の縁に面取りを入れる。こちらもコマンドを選択する前に、エッジを選ぶ。

図26 面取りのアイコン(赤色○で示したもの)
図26 面取りのアイコン(赤色○で示したもの) [クリックで拡大]

 ツリービューに「Fillet」と「Chamfer」が表示された。

図27 ツリービューに「Fillet」と「Chamfer」が追加された
図27 ツリービューに「Fillet」と「Chamfer」が追加された [クリックで拡大]

3Dモデルの保存

 出来上がった3Dモデルは「.FCStd」という拡張子で保存できる。また、エクスポートは非常に多くのファイル形式に対応している。3Dプリンタなどで使えるSTLやOBJの他、他のミッドレンジ3D CADで安定して読み込める「STEP」にも対応する。

図28 エクスポート可能なファイルの一部
図28 エクスポート可能なファイルの一部 [クリックで拡大]


 次回は、FreeCADのスケッチやモデリング機能についてもう少し詳しく紹介する。(次回に続く

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