検索
連載

FreeCADってどんな3D CAD? 簡単なモデリングから始めてみよう無償3D CAD「FreeCAD」を使ってみよう(1)(6/7 ページ)

オープンソースの3D CAD「FreeCAD」をご存じだろうか。無償でありながら、3Dモデリング、メッシュデザイン、製図(ドラフト)、有限要素法解析(FEM)、レイトレーシング、ロボティクス機能など、標準機能がとにかく充実している。本連載では「FreeCAD 0.18」を用いて各機能の実際の操作や使用感を紹介していく。連載第1回では、スケッチとモデリング機能について取り上げる。

Share
Tweet
LINE
Hatena

長方形のブロックに丸い穴を開ける

 次に、この長方形のブロックに丸い穴を加える。長方形のベースの上表面を選択してから、スケッチ作成を開始する。要領は、長方形を描いたときと同じだ。

 「FreeCAD 0.15」を紹介した過去記事では、「円についても半径(R)で指定するしかない」と紹介したが、現在は直径寸法も選べるようになっている。

図19 直径の寸法記入が可能に
図19 直径の寸法記入が可能に
図20 径と位置を指示し、円を完全拘束する
図20 径と位置を指示し、円を完全拘束する [クリックで拡大]

 今度は、この丸のスケッチを使って穴を開ける。プロファイルを基にカットするのは、「ポケット」というコマンドである。

図21 ポケットのアイコン(赤色○で示したもの)
図21 ポケットのアイコン(赤色○で示したもの)

 止まり穴も貫通穴も、どちらもポケットで定義する。寸法を選んで数値入力をすれば貫通させないザグリにすることができる。デフォルト設定のプレビューではザグリになっている。ここでは「貫通」を選んで穴を開ける。

図22 「ポケットパラメーター」のウインドウ上で穴の設定を行う
図22 「ポケットパラメーター」のウインドウ上で穴の設定を行う [クリックで拡大]

 ツリービューに切り替えると、「Pocket」が加わっているのが分かる。穴なのに「ポケット」なのは、表現として何となく気持ちが悪い……。

図23 貫通穴を開けた状態
図23 貫通穴を開けた状態 [クリックで拡大]

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

ページトップに戻る