ニュース
三菱電機が社内向けにフェイスガードを生産開始、5月中旬から:工場ニュース
三菱電機は2020年4月24日、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)対策として社内向けにフェイスガードの自社生産を行うと発表した。加えて、医療機関向けに約1億円の寄付とN95マスク(約10万枚)および消毒液の寄付を行う。
三菱電機は2020年4月24日、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)対策として社内向けにフェイスガードの自社生産を行うと発表した。加えて、医療機関向けに約1億円の寄付とN95マスク(約10万枚)および消毒液の寄付を行う。
フェイスガードの生産は、三菱電機の開発、生産拠点である兵庫県尼崎市の生産技術センターと、愛知県名古屋市の名古屋製作所で行う。2020年5月中旬から生産を開始し、順次生産能力の増強を進めていく。
基本的には自社内の生産現場での使用を目的としており、自給自足により外部調達量を削減し市場の安定化に貢献する。医療用ではないが、今後は必要とされる企業や団体への提供も進めていく計画だとしている。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- アイリスオーヤマがマスク国内生産をさらに増強、不織布も生産し月2.3億枚へ
アイリスオーヤマは2020年4月22日、6月に稼働予定の宮城県角田工場(宮城県角田市)のマスク生産能力を7月から月1億5000万枚規模に増強すると発表した。 - パナソニックが岡山工場で社内向けにマスクを生産、医療資材も寄付へ
パナソニックは、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)対策としてマスクの自社生産や医療物資の寄付などを行うと発表した。 - 新型コロナは「影響あり」が3分の2、収束時期は「半年から1年」を見込む
MONOist、EE Times Japan、EDN Japanのアイティメディア製造業向け3媒体は「新型コロナウイルス感染症のモノづくりへの影響に関するアンケート調査」を実施した。調査期間は2020年3月16〜25日で、有効回答数は217件。本稿では、その内容について紹介する。 - 新型コロナによる日系乗用車メーカーの国内拠点、操業予定まとめ(随時更新)
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大により、新車需要や海外からの部品調達が受ける影響が大きくなっている。本稿では自動車メーカーの国内拠点の生産調整や休業の予定などをまとめた。情報は5月末まで随時更新する。 - 新型コロナ対策に効果が期待の「アビガン」、原料の供給強化も進む
新型コロナウイルス感染症が広がる中、治療薬として期待されている富士フイルムグループの抗インフルエンザウイルス薬「アビガン錠」(一般名ファビピラビル、以下アビガン)の原薬供給の強化も進んでいる。2020年4月2日には、デンカが原料となるマロン酸ジエチルの生産を再開することを発表した他、同年4月16日にはカネカが原薬供給を行うことを発表している。 - 三菱電機のFAシステム事業、2025年度に売上高1兆円の生産体制を構築へ
三菱電機がFAシステム事業の戦略について説明。同事業の2017年度売上高は、自動化やIoT化に向けた国内外の旺盛な設備投資需要を受けて好調で過去最高を更新する見通し。中長期の事業目標として2025年度の売上高を9000億円以上するとともに、生産能力としては2025年度時点で売上高1兆円の体制を整備するとした。