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G-SHOCKの新製品に採用された環境発電用組み込みコントローラー:組み込み採用事例
ルネサス エレクトロニクスの環境発電用組み込みコントローラー「RE」ファミリーが、カシオ計算機「G-SHOCK」の新製品「GBD-H1000」のメインコントローラーに採用された。腕時計の多機能化と低消費電力化の両立に貢献する。
ルネサス エレクトロニクスは2020年3月18日、同社の環境発電用組み込みコントローラー「RE」ファミリーが、カシオ計算機の耐衝撃ウオッチ「G-SHOCK」の新製品「GBD-H1000」のメインコントローラーに採用されたと発表した。
GBD-H1000は、方位や気圧、高度、温度を計測するトリプルセンサー、歩数や移動距離を計測する加速度センサーの他に、血管の血流量の変化から心拍数を測定する光学式センサーと位置情報を取得するGPS機能を搭載する。
REファミリーは、ルネサス独自の半導体プロセス技術「SOTB(Silicon On Thin Buried Oxide)」により、低アクティブ電流と低スタンバイ電流を両立し、低電圧で高速動作が可能だ。
G-SHOCKにREファミリーを搭載したことで、低電力で高負荷の処理に対応できるようになった。新製品は、豊富な機能に加え、日常で使用する分の電力を太陽電池で賄え、利便性が向上した。
多機能化と低消費電力化の両立は、従来の製造方法では難しく、技術的な障壁を越える必要があった。両社が開発段階から協力したことにより、腕時計の機能を進化させたGBD-H1000の開発に成功した。
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