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スマホアプリで測定データを管理できるホースレス上腕式血圧計を発表:医療機器ニュース
エー・アンド・デイは、ホースレス上腕式血圧計「UA-1200BLE」を発表した。持ち運びしやすく、腕に装着して測定ボタンを押すだけで、正確に血圧を測定できる。測定データは、スマートフォンの医療アプリ「A&D Medical CONNECT」で管理可能だ。
エー・アンド・デイは2020年3月10日、本体とカフをつなぐホースのないホースレス上腕式血圧計「UA-1200BLE」を発表した。価格はオープンで、同月25日より発売する。
UA-1200BLEは、本体を腕に装着して測定ボタンを押すだけで、簡単に血圧を測定できる。不規則脈波検知機能により、正確な測定が可能だ。また、持ち運びしやすいというホースレス血圧計の利点を生かすため、海外でも使えるようにUSB充電式を採用している。
測定データは、Bluetooth通信により、スマートフォンのモバイル医療アプリケーション「A&D Medical CONNECT」で管理できる。A&D Medical CONNECTは、スマートフォンから機器設定や測定、記録、データ共有ができ、スマートフォンの機能を利用することで、血圧測定レポートの印刷、メール送信、SNSでの測定記録の共有も可能だ。
1台のUA-1200BLEに最大5台のスマートフォンを登録できるので、家族で測定して、日々の健康管理に役立てられる。
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