画質、機能、経済性を兼ね備える、開業医向けの超音波診断装置を発売:医療機器ニュース
GEヘルスケア・ジャパンは、高画像、高画質、経済性を兼ね備えた汎用超音波画像診断装置「Versana Balance」を発売した。同時4音受信技術を活用し、従来の同クラスのエコー装置に比べて高フレームレートを可能にした。
GEヘルスケア・ジャパンは2020年2月17日、高画像、高画質、経済性を兼ね備えた、開業医向けの汎用超音波画像診断装置「Versana Balance(ベルサナ バランス)」を発売した。同時4音受信技術を活用し、従来の同クラスのエコー装置に比べて高フレームレートを可能にした。
21.5インチの高精度ワイドモニターを備え、腹部、血管、表在領域に加えて、心臓領域にも対応する。また、医師のストレス軽減や作業効率向上のため、さまざまな自動化機能を搭載。例えば、自動最適化機能「Whizz(ウィズ)」は、スキャンの条件に合わせて、明るさやコントラストの調整、エコーの通りやすさ、画像の細かさ、追従性(フレームレート)を調整する。
他に、頸動脈のIMT(内中膜複合体)を自動計測する「Auto IMT」、Bモードで細かな血流を表示する「B flow」、穿刺針を見やすくする「Needle Recognition」など、多数のアプリケーションを搭載している。
超音波検査アシスタント機能「Scan Coach」では、観察したいスキャン方法をアニメーションにより解説する。腹部、心臓、血管、産婦人科エコーに対応しており、手本となる正常画像も表示するため、実際の検査画像との比較、参考が可能だ。
本体サイズは、高さ1390〜1530mm、幅565mm、奥行き686mm。本体は5年保証となっている。
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