ラダープログラムを自動生成する3D制御シミュレーターソフトを提供開始:メカ設計ニュース
ラティス・テクノロジーは、3D制御シミュレーターソフトの最新版「XVL Vmech Simulator Ver.11.0」の提供を開始した。三菱電機のPLC上で動作するラダープログラムを自動生成する。
ラティス・テクノロジーは2020年2月18日、生産設備の制御ソフトを仮想3Dモデルで検証する「XVL Vmech Simulator」の最新版(Ver.11.0)の提供を開始した。新機能として、三菱電機のPLC上で動作するラダープログラムの自動生成機能を搭載した。価格は400万円から(税別)で、初年度より年間保守費が別途必要になる。
XVL Vmech Simulatorは、PLCのラダープログラムで設備の3Dモデルを動かせる3D制御シミュレーターソフトとなる。XVLモデルを用いて、実設備が組み上がる前に制御ソフト動作を検証できる。
最新版では、生産設備の変位と信号を記載したタイミングチャートから、三菱電機のPLCで実際に動作する制御ソフトを出力するラダープログラム自動生成機能を搭載。XVLデータを利用し、三菱電機のPLC上で動作するラダープログラムをXVL上で自動生成する。
設備の動きや信号の変化を記述したタイミングチャートに従い、信号およびサーボモーターを制御するラダーのニーモニックを出力することで、プログラミングレスで3Dモデルをシーケンサーから制御、検証できる。
同機能により、三菱電機のPLCによって制御する生産設備で、ラダーがまだない段階でのシミュレーションを開始できる。なお、ラダープログラム自動生成機能で出力したニーモニックは、三菱電機の「MELSEC-Q」シリーズに対応している。
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