ブロックチェーンビジネスの検証を支援するプラットフォーム提供開始:製造ITニュース
NTTテクノクロスは、ブロックチェーンを活用したビジネスの開発から検証までを支援するプラットフォーム「ContractGate PoC Service」を、2020年3月6日から提供開始する。
NTTテクノクロスは2020年2月4日、ブロックチェーンを活用したビジネスの開発から検証までを支援するプラットフォーム「ContractGate PoC Service」を、同年3月6日から提供開始すると発表した。価格は一式500万円からで、2カ月から利用できる。PoC適用支援をはじめ、業務アプリケーションプロトタイプ開発、環境準備などの要望にも柔軟に対応する。
同プラットフォームは、ブロックチェーンの動作を可視化する「ContractGate/Monitor」(Monitor)およびブロックチェーンの特性を生かして電子チケット取引を管理する「ContractGate/Pass」(Pass)の各ツールをクラウド経由でユーザーに提供する。
Monitorは、ブロックチェーンのブロック生成の状態などの情報をリアルタイムで表示するなど、ブロックチェーンを活用したサービスの運用状態を可視化するツール。Passは、ブロックチェーンで管理しているチケット情報をQRコードに変換してスマートフォンに表示し、チケット利用者の本人照合を行うツールだ。
これにより、ブロックチェーンの特性である耐改ざん性やトレーサビリティーを生かしたチケット流通の管理や利用者同士の適切な譲渡を可能にする。同プラットフォームを活用することで、企業はブロックチェーンビジネス開発時の実証実験のための検証環境の構築が不要になり、短期間かつ低コストで検証ができるようになる。
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