ニュース
スマートフォンで3Dモデル生成、AR技術を活用した3D足型採寸技術を発表:VRニュース
Visualizeは、高精度な3D足型採寸テクノロジー「Visualize(ヴィジュアライズ)」を開発した。最新のAR技術を活用し、スマートフォンで足の形の3Dモデルを生成して採寸する。
Visualizeは2020年1月31日、高精度な3D足型採寸テクノロジー「Visualize(ヴィジュアライズ)」を開発したと発表した。最新のAR(拡張現実)技術を活用し、スマートフォンで足の形の3Dモデルを生成して採寸する。
Visualizeは、スマートフォンのカメラで足とその周囲を複数回撮影した後、足だけを周囲の背景から自動で検出して3Dモデルを生成し、視覚化する。高解像度の360度ビューで撮影した足型を可視化するため、指先からかかとまでの長さ、足幅、足囲など、あらゆる箇所を採寸できる。
採寸のために、大掛かりなスキャニングマシンや専用マットなどをそろえる必要がなく、汎用性に優れる。4G、5Gネットワークモードを用意し、5Gネットワークモードでは、より高精度な3Dモデリング結果を生成できる。
Visualizeの技術は、ソフトウェアとしてBtoB事業展開を予定する。パートナー企業は、採寸ソリューションをVisualizeのソフトウェアを通じて自社のウェブサービスやアプリに導入できる。導入企業のニーズに合わせ、採寸できる部位のカスタマイズにも対応する。同技術は、オンラインでの靴の購入やオーダーメイド、ソールのカスタマイズなどにも応用できる。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- 3D CADで作った3Dデータを生かし切るVRとARの進化
AI(人工知能)と同じく2016年にブームを迎えたVR(仮想現実)。2017年以降、このVRが、製造業や建設業の設計開発プロセスに大きな変化を与えそうだ。AR(拡張現実)についても、「デジタルツイン」をキーワードに3D CADで作成した3Dデータの活用が進む可能性が高い。 - 「VR=仮想現実感」は誤訳!? VRの定義、「製造業VR」の現状と課題
製造業VR開発最前線 前編では、VRやAR、MRの概要、製造業向けVRの他の分野のVRとは異なる特徴、これまでの状況などを説明する。 - 初出品のMRシステム向けHMDの最上位モデルや空間特徴位置合わせ技術などを披露
キヤノンとキヤノンITソリューションズは「日本 ものづくり ワールド 2020」内の「第28回 3D&バーチャル リアリティ展」に出展し、現実世界と3D CGをリアルタイムに融合するMR(複合現実)の最新技術に関する展示を行うと発表した。 - 大容量3DモデルのVR検証ができるソリューションの最新バージョンを公開
ラティス・テクノロジーは、現物と仮想のモデルを融合して、VR検証ができる「XVL Studio VR オプション」の最新バージョン「Ver.18.0b」を公開した。工具や設備を表す3Dモデルが、他の部品に干渉せずに動かせるかを検証できる。 - 東京の小学生がトヨタ自動車九州をバーチャル見学、「次はエジプトがいいな」
トヨタ自動車とANAホールディングスは2020年1月28日、港区のレクサスインターンショナルギャラリー青山において、84人の小学5年生向けに工場見学型デジタル授業を実施した。東京都内にいながら、福岡県宮若市にあるトヨタ自動車九州 宮田工場を見学するというものだ。現地の説明員とリアルタイムにやりとりしながら、クルマづくりを学んだ。 - マルチプラットフォーム向け統合開発環境を学べる企業向け公式教育施設
ユニティ・テクノロジーズ・ジャパンは、公式教育施設「Unityトレーニングセンター 品川」を開設した。企業を主な対象とし、マルチプラットフォーム向け統合開発環境「Unity」の各種トレーニングを実施する。