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マルチプラットフォーム向け統合開発環境を学べる企業向け公式教育施設:VRニュース
ユニティ・テクノロジーズ・ジャパンは、公式教育施設「Unityトレーニングセンター 品川」を開設した。企業を主な対象とし、マルチプラットフォーム向け統合開発環境「Unity」の各種トレーニングを実施する。
ユニティ・テクノロジーズ・ジャパンは2020年1月15日、マルチプラットフォーム向けの統合開発環境「Unity」の公式教育施設「Unityトレーニングセンター 品川」を開設したと発表した。企業を主な対象とし、日本語によるUnity公式トレーニングワークショップなどの拡充を図る。
これまでは自社のオフィスや受講者の指定場所で、企業向けのUnity公式トレーニングワークショップを開催してきた。しかし、Unityの利用用途は広がりつつあり、拡大する教育ニーズに対応するため、公式の教育施設を新たに開設。これにより、各種トレーニングの機会を増やしていく。
例えば、受講可能なワークショップとして、建築設計、エンジニアリング、建設業従事者などを対象にした「3Dインタラクティブ開発入門」を提供する。Unityを使用し、ホームセンターのWebサイトで見られる小規模なキッチンコンフィギュレーターなどを作成する方法を学ぶ。
また、自動車業界のアーティストやデザイナーを対象にした「自動車デザインビジュアライゼーションの概要」では、UnityエディターとPiXYZワークフローについて集中的に学ぶことができる。
同センターは、東京都港区の品川イーストワンタワー内に設置。ワークショップの情報や申し込み、問い合わせなどは同社のHPから行える。
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