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「Bluetooth LE Audio」に対応したコーデックを提供開始組み込み開発ニュース

Synopsysは、次世代のオーディオ規格「Bluetooth LE Audio」の機能を実装した「ARCプロセッサ向けLC3コーデック」の一般提供を開始した。Bluetoothデバイスに、低消費電力のオーディオと音声ストリーミング機能を迅速に実装できる。

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 Synopsys(シノプシス)は2020年1月7日(現地時間)、次世代のオーディオ規格「Bluetooth LE Audio」の機能を実装した「ARCプロセッサ向けLC3コーデック(Low complexity communication codec)」の一般提供を開始した。

 ARCプロセッサ向けLC3コーデックは、Fraunhofer Institute for Integrated Circuits(IIS)との協業により、Bluetooth LE Audioの仕様に基づいた機能の実装が可能になった。8k〜48kHzの範囲で6つのサンプルレートをサポートし、マルチチャンネルの転送レートは1チャンネル当たり16k〜320kbps。メモリ容量は、ROMが53KB、RAMが23KBだ。

 ARCプロセッサ「ARC EM DSP」と「ARC HS DSP」は、拡張性の高いARCv2DSP命令セットアーキテクチャをベースに、RISCとDSP機能が組み込まれている。これらのARCプロセッサとLC3コーデックを、Bluetooth 5.1準拠の「DesignWare Bluetooth Low Energy IP」を用いて統合することで、開発者は、スマートIoT(モノのインターネット)やBluetooth対応デバイスに、低消費電力のオーディオと音声ストリーミング機能を迅速に実装できるようになる。

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