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モバイルやAR/VR、車載向けSoCに画像圧縮機能を組み込むためのIPを発表組み込み開発ニュース

Synopsysは、モバイルやAR/VR、車載向けSoCに画像圧縮機能を組み込むための「DesignWare VESA DSC Encoder and Decoder IP」を発表した。ディスプレイ上で最大10Kの解像度、120Hzのリフレッシュレートが可能になる。

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 シノプシス(Synopsys)は2019年4月30日(現地時間)、モバイルやAR/VR(拡張現実/仮想現実)、車載向けSoCに画像圧縮機能を組み込むための「DesignWare Video Electronics Standards Association(VESA) Display Stream Compression(DSC)Encoder and Decoder IP」を発表した。

 エンコーダーとデコーダーで構成され、「DesignWare HDMI 2.1」「DisplayPort」「MIPI DSI IP」と相互運用が可能。シングルインスタンスは、HDMI、DisplayPort、MIPI DSIインタフェースで共有でき、消費電力や面積、開発期間の削減にも貢献する。また、動画や静止画のインタフェースデータレート、動画のバッファーサイズの削減により、バッテリーの長時間駆動も可能だ。

 VESA DSC IP 1.1および1.2a仕様に準拠しており、組み込みや外付けディスプレイ上で最大10Kの解像度、120Hzのリフレッシュレート、ハイダイナミックレンジ(HDR)、広色域が可能になる。最大で16スライスにリアルタイム分割して圧縮したデータを転送することで、没入型の視覚体験も提供できる。

 DesignWare VESA DSC Encoder and Decoder、HDMI 2.1、DisplayPort、MIPI DSI IPは、既に提供を開始している。合わせて、VESA DSCをサポートしたDisplayPortのVC VIPの提供も開始している。

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