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ディープラーニングを融合した、320列エリアディテクターCTを発売医療機器ニュース

キヤノンメディカルシステムズは、ディープラーニングを応用した画像再構成技術と新しいデュアルエネルギー技術を搭載した、320列エリアディテクターCTの国内販売を開始した。

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 キヤノンメディカルシステムズは2020年1月6日、1回転で16cmの幅を撮影できる、320列エリアディテクターCT(ADCT)「Aquilion ONE/PRISM Edition(アクイリオン ワン/プリズム エディション)」の国内販売を開始した。ディープラーニングを応用した画像再構成技術と、新しいデュアルエネルギー技術を搭載している。

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320列エリアディテクターCT 「Aquilion ONE/PRISM Edition」(クリックで拡大) 出典:キヤノンメディカルシステムズ

 本製品に搭載した画像再構成技術「Advanced Intelligent Clear-IQ Engine (AiCE)」には、DCNN(ディープコンボリューショナルニューラルネットワーク)を活用し、シグナル成分とノイズ成分を識別する処理をCTの画像再構成に適用した。

 新しいデュアルエネルギー技術「Spectral Imaging System(スペクトラルイメージングシステム)」を採用しており、同時相の低エネルギーと高エネルギーのデータを部位に合わせた線量で収集可能だ。専用の解析ソフトウェアを使用することで、仮想単色X線画像やさまざまな物質弁別など、これまでの診断画像に付加情報を付けられる。

 また、1回転で16cmの幅を撮影可能な320列面エリアディテクターを搭載。1回転で臓器全体を撮影できるほか、血流や臓器、四肢の動きなど、動態や機能情報を可視化することも可能だ。インタフェースとして、新開発のタッチパネル式デバイスを採用。CT透視下での手技でもシームレスに操作でき、高速かつ安全な手技が可能になる。

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タッチパネル式デバイス(クリックで拡大) 出典:キヤノンメディカルシステムズ

 他に、78cmの大開口径や±30度まで可能なガントリチルト、被写体のポジショニングをサポートする寝台左右動機構などの機能も装備する。専用の高性能GPUにより、従来のFBPやAIDR 3Dとの並列再構成にも対応する。

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