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埼玉県内企業のAI、IoTに対する理解向上を図るプラットフォーム:製造マネジメントニュース
富士通総研が企画、構築を支援した「埼玉県AI・IoTプラットフォーム」が公開された。AIソフトウェアの機能、コンテンツの提供などを通じ、県内企業のAI、IoTへの関心および理解の向上を図る。
2019年11月20日、富士通総研が企画、構築を支援した「埼玉県AI・IoTプラットフォーム」が公開された。
埼玉県AI・IoTプラットフォームは、同社が埼玉県から「AI・IoTプラットフォーム整備等業務」を受託し、企画、構築、活用促進を支援するプラットフォームだ。「埼玉県AIポータルサイト」と「埼玉県IoT/LPWAポータルサイト」の2つで構成され、AI(人工知能)とIoT(モノのインターネット)の活用を促進することで県内企業の生産性向上を図る。
埼玉県AIポータルサイトでは埼玉県AIコンソーシアム会員を対象に、体験版画像認識AIやプログラミングなしで使えるAIソフトウェア、AIに関するeラーニングなどの機能、コンテンツを提供。サイトを通じ県内企業のAIとその実用性への関心、理解を高めることでAIの活用促進を図る。
埼玉県IoT/LPWAポータルサイトでは、県内で実施したLPWAの活用による実証の取り組みや実証実験で導入した機器から取得したサンプルデータなどを紹介することで、県内企業や市町村におけるLPWAの活用促進を図る。
今後は、埼玉県AIコンソーシアム会員向けにデモンストレーションなどを実施し、県内企業のAI、IoTへの関心および理解の向上、業務へのAI、IoTの導入促進を支援していく。
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