多様な雇用形態や給与体系に対応できる人事システムの導入事例:製造IT導入事例
SAPのクラウド人事システム「SAP SuccessFactors」を、日本たばこ産業が国内グループ共通人事基幹システムとして採用した。業務の自動化や蓄積データの活用により、運用コストを削減しつつ、効率的に人材育成、人事改革ができる。
SAPジャパンとアビームコンサルティングは2019年11月12日、SAPのクラウド人事システム「SAP SuccessFactors(エスエーピー・サクセスファクターズ)」を、日本たばこ産業(JT)が国内グループ共通人事基幹システムとして採用したと発表した。
SAP SuccessFactorsには日本市場に適応した給与計算、労務管理サービスが追加されており、人事、人財の全てをカバーするクラウドソリューション「SAP SuccessFactors HCM Suite」として広く利用されているとする。導入した企業は人事、給与計算業務の運用コストを削減しつつ、業務の自動化や蓄積データの活用により、効率的に人材育成、人事改革ができる。
JTは、さまざまな雇用形態や勤務形態、給与体系などの変化に対し、最小限のコストで柔軟かつ迅速に対応できるシステムと仕組みを整備すべく、SAP SuccessFactorsの採用を決定した。
アビームコンサルティングは、世界規模で総合マネジメントコンサルティングを手掛けており、人事や人財業務での知見とSAP SuccessFactors導入に関するノウハウを有する。アビームコンサルティングは導入プロジェクトを一貫して担当し、JTの次世代人事プロセスの構築をサポートするほか、導入後もビジネス環境や業務の変化に応じて機能を拡充するなど継続的に支援する方針だ。
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