停電時に自動停止し、復旧後に自動再開できるデスクトップ型工業用3Dプリンタ:3Dプリンタニュース
デスクトップ型3DプリンタメーカーのFLASHFORGEの日本総代理店であるApple Treeは、FLASHFORGEが新たにリリースした工業用FDM方式3Dプリンタ「Guider2s」の販売開始を発表した。
デスクトップ型3DプリンタメーカーのFLASHFORGE(フラッシュフォージ)の日本総代理店であるApple Treeは2019年11月22日、FLASHFORGEが新たにリリースした工業用FDM(熱溶解積層)方式3Dプリンタ「Guider2s」の販売開始を発表した。
Guider2sの最大造形サイズは280×250×300mmで、積層ピッチは0.05〜0.3mm。搭載するプリントヘッドはシングルで、ヘッド径は0.4mmとなる。300℃まで対応する高温ノズルを備え、PA(ナイロン)やPC(ポリカーボネート)といったエンジニアリングプラスチック材料も使用できる。
また、本体サイズが550×490×570mm、重量が30kgとコンパクト設計で、オフィスのデスクなど卓上での利用も可能。エアフィルターを搭載しており、造形時の臭いなども軽減できるという。
停電が発生した際に造形を自動停止し、復旧後に自動再開する機能を備える。停電などが原因で造形中に電源供給が強制的に終了してしまった場合、保護機能が働いて自動的に造形が停止。再度電源が供給された際、自動停止位置から造形が再開される。また、本体内蔵バッテリーにより、停止時にノズルとモデルが自動的に離れ、造形途中のモデルが破損することを防ぐ。
本体にカメラを搭載し、造形中の様子を遠隔から監視する機能も備える。手間の掛かるキャリブレーションに関してはノズル部のレベリングセンサーにより、造形プラットフォームとノズル間の距離を正確に測定。本体ディスプレイに表示される指示に従うだけで、簡単にプラットフォームのレベリングが行えるという。
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