ニュース
FDM方式の小型デスクトップ3Dプリンタ「MF-800」を発売、個人や中小企業向けに:3Dプリンタニュース
武藤工業は、デスクトップ3Dプリンタ「MF-800」を発売した。最大造形サイズ200×200×170mmを確保しながら、外寸は362×348×480mmとデスクトップサイズに収めている。
武藤工業は2019年1月15日、デスクトップ3Dプリンタ「MF-800」を発売した。小型で高精度なFDM(熱溶融積層)方式を採用し、小型で扱いやすいエントリーモデルとして、学校などの教育機関を中心に個人や中小企業などでの幅広い利用を見込む。
最大造形サイズは200×200×170mmとエントリーモデルとしては大きいが、外寸は362×348×480mmとデスクトップサイズに収めている。
授業などで多くの学生が利用する場合などを想定し、PCから離れた場所での設置や造形作業に対応。造形データのアップロードはSDカードを利用し、本体正面のディスプレイと操作パネルによる操作を選択可能にした。本体の動作を細かく制御したい場合は、PCとUSBで接続して操作もできる。
関連記事
- HPがフルカラー3Dプリンタなどを日本でも販売、金属3Dプリントサービスは2019年中を予定
日本HPは2019年1月23日、同社が開発する3Dプリンタ新製品「HP Jet Fusion 500/300シリーズ」を日本でも2019年中に本格展開すると発表した。HP Jet Fusion 500/300シリーズはオフィスユーズを想定しており、従来の同社3Dプリンタ製品と比較してコンパクトなことが特長である。 - アディダスが選んだ量産向け高速3Dプリンタ、日本市場でも着々と受注拡大
米国の3DプリンタベンチャーのCarbonは、「第3回スマート工場EXPO」に出展し、引き上げ式の光硬化樹脂型の新方式3Dプリンティング技術をアピール。日本市場でも本格的に導入が広がりつつあることを訴えた。 - 2017年の3Dプリンタ世界市場の調査結果を発表、前年比18.4%増に
矢野経済研究所は、世界の3Dプリンタ市場の調査を実施し、需要分野別の動向、参入企業動向、将来展望を明らかにした。世界の3Dプリンタ市場規模は、2021年には48万台になると予測している。 - 都内物流センター内に3Dプリントサービスの生産拠点を開設
DMM.comは、日立物流と佐川急便と共同で、日立物流京浜物流センター内に「DMM.make3Dプリントサービス」の生産拠点を開設した。管理コストが抑えられ、佐川急便の流通網を利用することで、首都圏への迅速な製品輸送が可能になった。 - 原子拡散積層造形法による金属3Dプリンタ「Metal X」を日本で出荷開始
3D Printing Corporationは、Markforgedの金属3Dプリンタ「Metal X」の日本国内での出荷を2018年12月より開始する。従来の10分の1のコストで、高強度・高密度の金属部品を造形できる。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.