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安全運転支援システムの開発をサポートするAIプラットフォーム:車載ソフトウェア
ディジタルメディアプロフェッショナルは、安全運転分野向けAIプラットフォーム「ZIA SAFE」を発表した。ドライブレコーダーを使った安全運転支援システムの構築を、ZIA SAFEでサポートする。
ディジタルメディアプロフェッショナル(DMP)は2019年11月8日、安全運転分野向けのAI(人工知能)プラットフォーム「ZIA SAFE」を発表した。ドライブレコーダーを使った安全運転支援システムの構築を、ZIA SAFEでサポートする。
ZIA SAFEは、同社のAI画像認識ソフトウェア「ZIA Classfier」を進化させ、安全運転支援システムの構築に必要な物体や状況の認識、進行方向や車間距離の推定、プライバシー保護といった機能を独立したブロックに分けて体系化したものだ。ブロックを組み合わせたり、カスタマイズしたりすることで、顧客が求める仕様に柔軟かつ迅速に対応できる。DMPはじめIntel、NVIDIA、Qualcommなどのプロセッサを単体、あるいは組み合わせることで動作可能だ。
また、DMPでは、機械学習で認識できるように画像データにタグ付けする作業や、学習データのトレーニング、ユーザーインタフェース開発などのサービスを提供する。そのほか、顧客の要求に応じて、高速化や低消費電力化などハードウェアアクセラレーションの構築も支援する。
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