外国人と一緒に働いたことが「ある」と58%が回答:キャリアニュース
求人サイト「エンバイト」が「外国人と一緒に働くこと」に関するアンケート調査の結果を発表した。外国人と一緒に働いたことが「ある」と58%が回答し、一緒に働く上での効果的な工夫は、「分かりやすい日本語で話す」が最も多かった。
エン・ジャパンが運営する派遣型アルバイトの求人サイト「エンバイト」は、2019年10月10日、「外国人と一緒に働くこと」に関するアンケート調査の結果を発表した。
同調査は、エンバイトの利用者を対象とし、そのうち4233人から有効回答を得た。
初めに、外国人と一緒に働いたことがあるかを尋ねた。その結果、「ある」が58%を占めた。「ある」と回答した人に、一緒に働いた仕事を尋ねたところ、「販売、サービス、営業系」(32%)が最も多かった。続いて「製造」(23%)、「事務、オフィスワーク系」(17%)となった。
次に、外国人と一緒に働いたことが「ある」と回答した人に、一緒に働く上で工夫して効果的だったことを尋ねた。最多回答は「分かりやすい日本語で話す」(38%)で、「積極的に話しかける」と「相手の話をよく聴くようにする」が同率27%で続いた。
一緒に働いて良かったこと、困ったこと
同じく、一緒に働いたことがある人に、一緒に働いて良かったことを尋ねた。1位は「外国の文化や習慣に触れるきっかけになった」(34%)、2位が「外国の友達ができた」(31%)、3位は「働く意欲、姿勢が刺激や学びになった」(29%)となった。
反対に、一緒に働く上で困ったこととしては、「特に困ることはなかった」(35%)が最も多かった。続いて、「意思疎通がスムーズにとれなかった」(27%)、「仕事に対しての価値観が違うと感じた」(25%)などが挙がった。
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