ニュース
3次元データの共有や情報公開を支援する「Web3Dビューワー」を発売:メカ設計ニュース
VTSソフトウェアは、glTF形式ファイルを読み込み、Webブラウザ上で表示する「Web3Dビューワー」を発売した。「PDF3D ReportGen」を利用して、機械系、建築CADデータ、汎用的な3次元データをglTF形式のファイルに変換する。
VTSソフトウェアは2019年9月2日、glTF形式ファイルを読み込み、Webブラウザ上で表示する「Web3Dビューワー」を発売した。基本価格は20万円から(税別)となる。
3次元のPDFファイル(3D PDF)を作成するためのツール「PDF3D ReportGen」は、glTF形式へのデータ変換機能をサポートしている。このPDF3D ReportGenを利用して、STEPやIGESなどの機械系CADデータ、IFCなどの建築CADデータ、VRMLやOBJなどの汎用(はんよう)的な3次元データをglTF形式のファイルに変換。WebGLに対応したWebブラウザを使って、タブレットやスマートフォン上でその3次元データを見られるようになる。
マウスを使って回転や拡大縮小などの操作ができるほか、パーツの表示、非表示、パーツに設定された情報の表示にも対応する。
関連記事
- クルマ丸ごと1台分の3DモデルをiPadで軽快操作、アフターサービス業務を革新
ラティス・テクノロジーは、3DモデルのWeb配信ソリューション「XVL Web3D Manager」の最新版(Ver.3.2)を2019年5月7日から提供開始すると発表した。 - 3次元計測データ活用機能を強化したポリゴンデータ編集ソフトウェア
日本ユニシス・エクセリューションズは、ポリゴンデータ編集ソフトウェア「POLYGONALmeister Ver4.0.0」を発売した。3次元計測データの活用を支援する計測データおよび地形データの処理機能を強化している。 - 不正なポリゴンデータを修正できるツールをリコーが採用
日本ユニシス・エクセリューションズは、リコーが2015年7月27日から販売を開始するオランダ製3Dプリンタ「Leapfrog」に、ポリゴンデータ修正ツール「POLYGONALmeister Cleaner」が採用されたことを発表した。 - サイズや数量を選ぶだけ、設計から金型製作まで全て“定価”の受託開発サービス
テクノラボは、IoT機器を開発するスタートアップ企業に向けて、プラスチック筐体のデザインから金型製作に至るまでの各工程を“定価制”で受託開発するサービス「受託開発 全て定価制!」を2019年9月から開始すると発表した。 - 板金部品の出荷納期を最短1日に短縮するプラットフォーム
ミスミグループ本社は、3D CADデータのみで機械加工品を調達するプラットフォーム「meviy」において、板金部品の出荷納期を従来の3日から最短1日へ短縮するサービスを開始した。 - 切削加工品の受託生産サービスを開始、調達における工数削減に貢献
キャディが運営する製造業の受発注プラットフォーム「CADDi」が、切削加工品の受託生産サービスを開始した。板金加工品と切削加工品両方の図面をまとめて発注が可能で、調達における工数削減が期待できる。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.