不正なポリゴンデータを修正できるツールをリコーが採用:3次元ツールニュース
日本ユニシス・エクセリューションズは、リコーが2015年7月27日から販売を開始するオランダ製3Dプリンタ「Leapfrog」に、ポリゴンデータ修正ツール「POLYGONALmeister Cleaner」が採用されたことを発表した。
日本ユニシス・エクセリューションズ(以下、UEL)は2015年7月24日、リコーが同年7月27日から販売を開始するオランダ製3Dプリンタ「Leapfrog」に、ポリゴンデータ修正ツール「POLYGONALmeister Cleaner」が採用されたことを発表した。
一般的に、ポリゴンデータにエラーなどがある場合、3Dプリンタ側のソフトウェアでデータを読み込めなかったり、スライスデータを作成できなかったり、造形物の形状に不良箇所が発生したりするケースがある。
POLYGONALmeister Cleanerは、表裏不整合、Tジャンクション、微小エッジ/微小フェース、鋭三角形、非多様体、フェース間の折れ、非連結部、不正箇所の表示などのポリゴンデータの不正箇所を簡単な操作だけで修正できるツール。搭載されているポリゴン編集アルゴリズムは、UELと理化学研究所との共同研究を通じて開発されたもので、高性能・高品質なポリゴンデータ編集を実現し、作業者の負荷軽減を支援するという。
通常、ユーザーは3Dプリンタとは別に、こうしたポリゴンデータ修正ツールを用意する必要があるが、今回リコーはユーザーの利便性を考慮して、新たに取り扱いを開始する3Dプリンタ、Leapfrogに同梱することにした。
なお、POLYGONALmeisterのフル機能版である「POLYGONALmeister Editor」(同年10月販売開始予定)についても、リコーが販売店となることで合意しているという。
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