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1クリックでポリゴンの形状不良を一括修正3次元ツールニュース

日本ユニシス・エクセリューションズは、独自開発のポリゴン編集ツール「POLYGON EDITOR」のオプションソフトウェアとして、不正なポリゴンデータを一括修正できる「メッシュクリーニング機能」の販売を開始した。

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 日本ユニシス・エクセリューションズは2015年1月14日、同社独自開発のポリゴン編集ソフトウェア「POLYGON EDITOR」の追加機能として、不正なポリゴンデータを一括で修正できるオプションソフトウェア「メッシュクリーニング機能」の販売開始を発表した。

 販売価格は10万円(税別)。ポリゴンの形状不良を検査できる機能については無償で利用可能だという。

 近年、3Dスキャナーや3Dプリンタの普及に伴い、製造業、医療、土木建築分野などでポリゴンデータを取り扱う機会が増えつつある。しかし、3Dスキャンや3D CADで出力されたポリゴンデータは、面の裏返りや微小なすき間などの形状不良が発生するケースがある。こうした形状不良を起こしたデータを3Dプリントする場合、一般的に熟練オペレータが高価なソフトウェアを用いてポリゴンデータを修正しなければならないため、3Dプリンタの利用促進を妨げる要因となっていた。

 同ソフトウェアであれば、これまで修正に手間の掛かっていた「表裏不整合」「Tジャンクション」「微小エッジ/微小フェース」「鋭三角形」「非多様体」「フェース間の折れ」「非連結部」といった形状不良を、1クリックで一括修正することができる。なお、「面重複」については次期バージョンで対応予定だという。同ソフトウェアで対応しているファイル形式は、「STL」「OBJ」「PLY」「OFF」の4種類である。

メッシュクリーニング機能がサポートするポリゴンデータの形状不良
図1 「メッシュクリーニング機能」がサポートするポリゴンデータの形状不良(※出典:日本ユニシス・エクセリューションズ)

 同社は、今後もポリゴンデータ編集機能など、ポリゴン処理技術の研究開発を進め、製造業のエンジニアリング基盤の強化を図るとともに、医療や土木建築など幅広い分野で、ポリゴンデータを有効活用できる新しい技術基盤を創造することを目指すとしている。

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