3次元計測データ活用機能を強化したポリゴンデータ編集ソフトウェア:メカ設計ニュース
日本ユニシス・エクセリューションズは、ポリゴンデータ編集ソフトウェア「POLYGONALmeister Ver4.0.0」を発売した。3次元計測データの活用を支援する計測データおよび地形データの処理機能を強化している。
3Dデータ活用機能が強化された「POLYGONALmeister」の最新版
日本ユニシス・エクセリューションズは2019年3月15日、ポリゴンデータ編集ソフトウェア「POLYGONALmeister(ポリゴナルマイスター) Ver4.0.0」を発売した。3次元計測データの活用を支援する機能を強化している。
POLYGONALmeister Ver4.0.0は、計測データの処理を強化し、計測端部の信頼できない領域を取り除き、シェルの端を延長。また、形の特徴に応じた色分けを行う。β機能として、1クリックでCTから出力されたデータを整形したり、3次元計測された穴を円筒に置き換えたりする機能を実装する。
地形データの処理も強化しており、GeoTIFFデータ(正確な位置情報を参照するための情報を持った画像)をメッシュ化し、対象領域を囲むだけで盛り土の体積および空間体積を計算する機能を実装。β機能では、2つのデータの差異から差異立体を作成する。
医療、歯科領域では、CT、MRI、口腔内スキャナーから得たポリゴンデータから効率良く必要部位を抽出し、利用しやすいように整形できる。土木領域では、盛り土の体積や空間体積をドローンや地上スキャナーで測量した地形のポリゴンデータから容易に求められ、地形や構造物の経年による形状変化も求められる。エンジニアリング領域では、3DスキャナーやCTで得たポリゴンデータを3Dプリンタや解析で利用できるよう編集可能だ。
価格は、計測データ処理に向いたフルパッケージ「EditorPlus」が80万円、基本パッケージ「Editor」が40万円、医療用モデル作成用パッケージ「Medical&Dental」が50万円、地形モデル作成用パッケージ「Geo」が50万円となる(各税別)。
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