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3次元統合CAD/CAMシステム「CADmeister V13.0」を発売、金型設計専用機能を強化:CAMニュース
日本ユニシス・エクセリューションズは、3次元統合CAD/CAMシステム「CADmeister」の新バージョン「V13.0」を2018年8月下旬に発売する。プレス金型設計、樹脂金型設計向け機能を強化し、金型専用機能の充実を図った。
日本ユニシス・エクセリューションズは2018年8月20日、3次元統合CAD/CAMシステム「CADmeister(キャドマイスター)」の新バージョン「V13.0」を同月下旬に発売すると発表した。今後1年間で約5300ライセンスの出荷を見込む。
V13.0では、3次元設計標準化支援機能を追加し、流用性のあるモデルや部品などのモデリングを効率化した。同製品とExcel間でパラメトリック寸法の値を共有し、ひな型設計や検図ツールとして活用できる。
プレス金型設計、樹脂金型設計向け機能を強化し、金型専用機能を充実させた。刃材にバックアップを設置する際、コーナーに逃がし部を容易に作成できるプレス金型向けコーナー部逃がし、形状作成機能も搭載している。
また、樹脂金型向けのパーティング面作成機能を実装。簡単な操作でパーティングラインからパーティング面まで作成可能にした。さらに、形状特徴に応じた加工エリア分割を行い、エリアごとに加工パスを生成する曲面加工自動化機能を追加。製品ごとに標準手順を作成し、曲面加工を自動化する。
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