「2019年度 GOOD FACTORY賞」受賞企業を発表、オムロンなど:製造マネジメントニュース
日本能率協会は、優良工場表彰制度「2019年度 GOOD FACTORY賞」の受賞企業として、オムロン、オリンパス、花王、コニカミノルタ、ダイキン工業、デンソー、東レの7社、7工場を発表した。
日本能率協会(JMA)は2019年8月19日、優良工場表彰制度「2019年度(第9回)GOOD FACTORY賞」の受賞企業として、オムロン、オリンパス、花王、コニカミノルタ、ダイキン工業、デンソー、東レの7社、7工場を発表した。
2011年に創設したGOOD FACTORY賞では、アジア地域で工場の生産性向上、品質向上など体質革新活動に取り組んでいる事例に着目し、そのプロセスや成功要因、現場の知恵、働く人々の意識改革、社会的貢献などの内容を日本製造業の範として顕彰している。優良工場の事例を産業界に紹介し、製造業の体質強化と発展に寄与することを目的としているものだ。
応募されたテーマの活動、成果により、ものづくりプロセス革新賞、ものづくり人材育成貢献賞、ものづくりCSR貢献賞、ファクトリーマネジメント賞の4部門で表彰する。
第9回の受賞企業は、東京工業大学工学院経営工学系 教授の伊藤謙治氏が委員長を務めるGOOD FACTORY賞審査委員会の書類審査、現地審査を経て決定。中国、インドネシア、日本の3カ国から、上記の7社、7工場が受賞した。
ファクトリーマネジメント賞は、オムロン「中国上海の欧姆龙」、オリンパス「福島県の白河オリンパス」、花王「中国上海の上海花王 上海工場」、コニカミノルタ「中国広東省の柯尼卡美能达商用科技」、デンソー「インドネシア西ジャワ州のPT. DENSO INDONESIA」、東レ「中国江蘇省の東麗酒伊織染」が受賞した。
ものづくり人材育成貢献賞は、ダイキン工業「堺、滋賀、淀川、鹿島製作所」が受賞した。
次回、第10回目の応募を2019年11月から開始。2020年7月末に受賞発表を予定している。
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