IoTセンサー「Degu」のエントリーユーザー向けパッケージを発売:組み込み開発ニュース
アットマークテクノらは、「Degu」のエントリーユーザー向けパッケージ「Degu IoTエントリーパック」を発売した。Deguセンサーを使ったセンシングからパブリッククラウドへのデータ連携まで、低コストで始められる。
アットマークテクノ、コアスタッフ、Seeedは2019年8月23日、IoT(モノのインターネット)センサー技術「Degu(デグー)」のエントリーユーザー向けパッケージ「Degu IoTエントリーパック」を発売した。Deguセンサーを使ったセンシングからパブリッククラウドへのデータ連携まで、従来よりも低コストで始められる。
Degu IoTエントリーパックは、「Deguベースボード(Seeed製)」「Deguゲートウェイ A6(アットマークテクノ製)」「Groveスターターキット for Degu(Seeed製)」の3つを含む。Groveスターターキットには、照度センサー、温湿度センサー、3軸加速度センサー、接点入力など6種類のGroveモジュールなどが同梱されている。エントリーパックを利用することで、センシングからパブリッククラウドへのデータ連携まで、一連の流れを構築できる。
Deguは2019年3月に発足し、モノの情報のスムーズな収集からIoTシステムの構築までを提供するオープンソースプロジェクト。センシング機能と通信機能を搭載したIoTセンサー「Deguセンサー」を利用してデータを収集し、パブリッククラウド上のIoTハブへ容易にアップロードできる。Deguセンサーは、専用のキットを使って容易に作ることが可能だ。
価格は4万1500円(税別)。コアスタッフのオンラインストアで販売するほか、アットマークテクノおよびSeeedの販売代理店でも順次取り扱いを開始する。
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