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「Raspberry Pi 3」に挿入するだけでIoTゲートウェイ化できるmicroSD:組み込み開発ニュース
西菱電機は、シングルコンピュータ「Raspberry Pi 3」向けに、IoTゲートウェイ接続に必要なソフトウェアがインストールされたmicroSDを発売した。Raspberry Pi 3に挿入するだけで、ゲートウェイとして使用できる。
西菱電機は2018年8月29日、シングルコンピュータ「Raspberry Pi(ラズベリーパイ) 3」向けに、IoT(モノのインターネット)ゲートウェイ接続に必要なソフトウェアがインストールされたmicroSDを発売した。
Raspberry Pi 3に挿入するだけでゲートウェイとして使用でき、センサーデバイスのデータを同社が提供するダッシュボード上で確認できる。Raspberry Pi 3を使ったIoT環境整備の初期費用抑制、環境構築期間短縮が可能になるという。
現在対応しているセンサーデバイスは、Texas Instrumentsの「SensorTag」、オムロンの環境センサー「2JCIE-BL01」、フォーカスシステムズのビーコン、西菱電機の「センサーブロック」だ。購入時に対応センサーデバイスを選択する。対応センサーデバイスは今後順次増やしていく予定だ。
料金は、IoTゲートウェイ用ソフトウェアインストール済みのmicroSD(容量16GB)が3500円。ダッシュボード利用に月額500円(いずれも税別)が必要となる。Raspberry Pi 3本体や電源ユニットなどを同梱した「Raspberry Pi 3セットプラン」も3万5000円(税別)で用意した。
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