安全機能を統合、高性能なマシン設計を支援する7つの安全I/Oモジュール:FAニュース
ロックウェル・オートメーションは、マシンへの安全の統合を簡略化できる、7つの新しいAllen-Bradley安全I/Oモジュールを発表した。安全応答時間がより速くなり、診断機能が向上。通信接続機能も強化した。
ロックウェル・オートメーションは2019年7月8日、マシンへの安全の統合を簡略化できる、7つの新しいAllen-Bradley安全I/Oモジュールを発表した。
新たに発表したのは、「Compact 5000安全I/Oモジュール」「ControlLogix CIP Safety I/Oモジュール」「FLEX 5000安全I/Oモジュール」の3つのI/Oプラットフォームにわたって提供する7つの新しい安全モジュールだ。
新モジュールは、安全応答時間がより速くなり、診断機能が向上して障害をより簡単に識別できるようになった。通信接続機能も強化されている。安全I/Oの製品群が拡充したことで、設計者は、多くの選択肢から安全設計に必要な要件を選ぶことができる。また、安全モジュールは大量の共通データ構造とGUI(グラフィカルユーザーインタフェース)を有し、設計プロセスの簡略化にも貢献する。
3つのI/Oプラットフォームのうち、Compact 5000安全I/Oモジュールは、Compact GuardLogix 5380セーフティコントローラー用のローカルと分散型の安全I/O、GuardLogix 5580セーフティコントローラー用の分散型安全I/Oを提供する。
ControlLogix CIP Safety I/Oモジュールは、高密度I/Oソリューションを必要とする大型アプリケーションにおいて、GuardLogix 5580コントローラー用のローカル安全I/Oを提供する。これらのモジュールは分散型安全I/Oにも使える他、アダプターを使う必要がなくなるため、パネルスペースを減らせる。
FLEX 5000安全I/Oモジュールは、固定のフィールド配線端子、垂直水平の両方向の取り付けを必要とするアプリケーションに適している。分散型I/Oモジュールは銅線やファイバーネットワークに直接接続でき、過酷な環境下でも動作可能だ。また、幅広いネットワークトポロジーに対応し、1GビットEtherNet/IPに接続できる。
なお、新しい安全I/Oモジュールは、安全度水準SIL 3、最高安全レベルPLe、カテゴリー4までの安全アプリケーションに使用できることが、TÜVで認証されている。
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