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心・血管修復パッチの臨床試験を開始、小児の心臓血管手術に使用医療機器ニュース

帝人、大阪医科大学、福井経編興業は、共同開発の「心・血管修復パッチOFT-G1(仮称)」の臨床試験を開始した。第1例目として、0歳4カ月の室中隔欠損症患者に対する心臓血管手術を実施した。

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 帝人は2019年6月11日、大阪医科大学、福井経編興業と共同開発する「心・血管修復パッチOFT-G1(仮称)」の臨床試験を開始したと発表した。治験実施医療機関において、第1例目となる手術を実施した。

 OFT-G1は、福井経編興業の経編技術と帝人のポリマー解析技術を組み合わせて開発。強度と伸縮性を併せ持ち、体内に埋め込んだ材料の一部が自己組織に置換するため、身体が成長する小児への使用に適している。

 今回実施された手術は、0歳4カ月の心室中隔欠損症患者に対する心臓血管手術となる。手術後、患児は順調に回復し、既に退院している。今後は外来で経過観察を継続する予定だ。

 今後3者は、OFT-G1の国内での薬事申請と販売開始を目指す。将来的には、海外での事業化も視野に入れるとしている。

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