小売業でリアルの逆襲始まる、製造業はどうなのか
IoT(モノのインターネット)やAI(人工知能)の活用が課題になっているのは、MONOistの読者対象である製造業だけに限りません。「スマート〜〜」と付く言葉が話題になっている産業は全て、IoTやAI、クラウドの活用、デジタル化が求められています。
そういった産業の中で、私が最近取材する機会が多いのが小売業(リテール)です。コンビニの24時間営業の問題が話題になるなど、小売業の人手不足は製造業以上に厳しい状況にあります。小売店の人件費の多くの割合を占めるといわれるレジも、最近は多くの店舗で、来店客自身がバーコード読み取りと支払いの両方を行うセルフレジや、支払いのみを行うセミセルフレジなどを見掛けるようになってきました。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- ≫MONOistメールマガジン編集後記バックナンバー
- 無人店舗の現実解はどこに、「リテールテックJAPAN 2019」に見る現在地
人手不足が大きな問題になる中で注目を集める「無人店舗」。「リテールテックJAPAN 2019」では、近未来の店舗の姿という位置付けで、各社が無人店舗やレジレスをイメージした展示を行った。 - 店舗スマート化を進めるトライアル、小売業専用のAIカメラを独自開発
福岡県を中心に大型スーパーマーケットを展開するトライアルホールディングスが、子会社のRetail AIが独自に開発した「リテールAIカメラ」を披露。併せて、トライアルのフラグシップ店舗である「メガセンタートライアル新宮店」(福岡県新宮町)にリテールAIカメラを1500台導入してスマートストア化すると発表した。 - 越える業種の壁、トライアルが目指す流通革命とパナソニックが目指す工場外自動化
人手不足に悩む流通業界だが、改革を実現するには何が必要だろうか。トライアルカンパニーは、ITとオートメーションの活用に活路を求めた。トライアルカンパニーがパナソニックと組んで取り組む、流通改革の現場を追う。 - パナソニックがコンビニ運営に踏み出し、ファミマは無人店舗をためらわず
ファミリーマートとパナソニックは2019年4月2日、パナソニックの佐江戸事業場(横浜市都筑区)の一角に建設していた、IoT(モノのインターネット)を活用する次世代型コンビニエンスストアの実現に向けた実証実験店舗となる「ファミリーマート 佐江戸店(以下、佐江戸店)」を報道陣に公開した。 - セブン‐イレブンは無人コンビニを目指さない、省人型店舗をNECと実証
セブン‐イレブン・ジャパンとNECは、NECが入居する三田国際ビルの20階フロア内に「セブン‐イレブン三田国際ビル20F店」をオープンしたと発表した。オフィスビルや病院、工場などに設置するマイクロマーケット(小規模商圏)への本格的な展開を目的に、NECのAIやIoT技術を活用した省人型店舗となる。