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SAPがS/4HANA移行支援プロジェクトを発表、クラウドプラットフォーマーと連携製造ITニュース

SAPはクラウドプラットフォーマーのMicrosoft、Amazon、Googleやグローバル戦略サービスパートナーとのコラボレーションプログラム「Embrace」を発表した。

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 SAPは2019年5月9日、Microsoft Azure、Amazon Web Services、Google Cloud、およびグローバル戦略サービスパートナー(GSSP)とのコラボレーションプログラム「Embrace」を発表した。

 Embraceでは利用者が自身の業界の状況や背景に即したクラウド環境の「SAP S/4HANA」に移行できるよう、SAPやMicrosoft、Amazon、Googleの3社のハイパースケーラー(大規模クラウド事業者)と、GSSPが提供するプラットフォーム、ソフトウェアなどを推奨する。

 同プログラムは「ソリューション」「リファレンスアーキテクチャー」「市場で認められたプロセス」「新しいSAP MaxAttentionサービスおよびSAP ActiveAttentionサービス」の4つの要素で構成される。

 ソリューションはSAP Cloud Platform上で実行する基盤となる一連のサービスで、クラウドやオンプレミスで実行されるSAPシステムとサードパーティーアプリケーションを統合し、運用の自動化や拡張を実施する。

 リファレンスアーキテクチャーは共同で策定する技術的なプランで、アプリケーションの実行に必要なSAPおよび大規模クラウド事業者のコンポーネントが組み込まれる。市場で認められたプロセスは、SAP S/4HANA導入までの業界別ロードマップを指し、大規模クラウド事業者やグローバル戦略サービスパートナーと共同で策定する。

 また、同社が新たに開始するSAP MaxAttentionサービスとSAP ActiveAttentionサービスサービスは、大規模クラウド事業者が提供するクラウドやハイブリッドインフラストラクチャを運用する利用者をサポートするものだ。

 コラボレーションプログラムEmbraceにより、利用者は交渉期間を短縮し、チーム編成を合理化できる。また、導入の迅速化とリスク管理の強化が図れる。

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