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窓ガラスから見える風景に情報を重ねて表示できる技術を開発組み込み開発ニュース

AGCは、窓ガラスに透明ディスプレイを組み込む技術を開発した。同社のガラス一体型デジタルサイネージ「infoverre」と複層ガラス製造技術を組み合わせた技術で、窓ガラスから見える風景に情報を重ねて表示できる。

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 AGCは2019年5月15日、窓ガラスに透明ディスプレイを組み込む技術を発表した。同社のガラス一体型デジタルサイネージ「infoverre(インフォベール)」と、複層ガラス製造技術を組み合わせて開発した。

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窓ガラスに組み込んだ透明ディスプレイ。左が電源オフ、右がオンの状態(クリックで拡大) 出典:AGC

 infoverreは、視認性に優れ、空間に浮かんだようなデザインを特徴とする。ガラスに映像を表示するサイネージとして、空港やショッピングモールなどで利用されている。

 同技術により、窓ガラスへ透明ディスプレイを組み込んで、窓ガラスから見える風景に情報を重ねて表示できる。電源オフ時は通常の窓ガラスで、電源を入れると映像が表示される。例えば、窓ガラスから見える風景に合わせて、周辺の観光情報をリアルタイムで表示するといったことが可能になる。

 今後は、窓がプラットフォームとなり、そこから情報を得られるよう、タッチ機能などインタラクティブな機能を追加する。実用化に向けて研究開発を進め、将来的には、観光名所や博物館、列車、バスなどのさまざまな窓に同技術を展開していく。

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