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オンライン部品加工のProtolabsが創業20周年:メカ設計ニュース
Protolabsは、米国本社が2019年5月5日に創業20周年を、日本事業を担うプロトラブズが同月15日に国内事業開始から10周年を迎えたと発表。現在、世界60カ国、4万5000人以上の設計開発者が同社のサービスを利用している。
米国で創業20周年、日本で事業開始10周年
Protolabsは2019年5月17日、米国本社が同月5日に創業20周年を、日本事業を担うプロトラブズが同月15日に国内事業開始から10周年を迎えたと発表した。
現在、世界60カ国、4万5000人以上の設計開発者が同社サービスを利用しているという。
同社は、ソフトウェアエンジニアのラリー・ルーカス氏が1999年に設立。ラリー氏は、試作現場での効率の悪い射出成形作業に不満を持っており、射出成形プロセス全体を見直し、独自開発のソフトウェアを活用した効率の良いオートメーションフレームワークとして再構築した。複雑だった製造プロセスの自動化を考案したことで、同社が現在提供するデジタルマニュファクチャリングの基盤を作り上げた。
日本事業を担うプロトラブズは、2009年5月15日にアジア唯一の拠点として事業を開始。国内3000社以上に対し、オンラインによるカスタムパーツの試作や小ロット生産サービスをデジタルマニュファクチャリングプロセスを通して提供する。
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