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日独政府、高度なAI開発に向けて両国研究機関の連携推進製造マネジメントニュース

経済産業省は、日本とドイツの主要なAI研究機関の連携を強化し、より高度なAIの研究開発を加速させるため、共同声明に署名した。自動車走行関連AI技術や「共進化AI」など、新しい概念の実現に向けて共同研究を開始する。

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 経済産業省は2019年4月17日、日本とドイツの主要なAI(人工知能)研究機関の連携を強化し、より高度なAIの研究開発を加速させるため、共同声明に署名したことを発表した。産業技術総合研究所(産総研)とドイツ人工知能研究センター(DFKI)が協力し、AIのさらなる研究開発を進める。

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共同声明署名式の様子(クリックで拡大) 出典:経済産業省

 今回発表した「高度なAI研究開発の推進における日独協力に関する共同声明」では、AI分野の急激な発展を踏まえ、両国間の協力の必要性を確認した。また、産総研とDFKIの連携により、自動車走行関連AI技術や人とAIが相互に影響し合って知識を高める「共進化AI」などの新しい概念の実現に向けて共同研究を開始する。なお、両研究機関は2017年に覚書を締結し、これまでも研究協力を進めてきた。

 経済産業省とドイツ連邦教育研究省は今後、両研究機関の連携をさらに推進させると同時に、連携によって得られたAI技術を世界市場へ広く実装させる。

 同月16日には、ドイツ大使館で共同声明の署名式を開催。経済産業大臣政務官の石川昭政氏とドイツ連邦教育研究大臣のアニヤ・カルリチェク氏が署名した。

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